planet produced by Roland

島村楽器 新宿PePe店 Planet Shop

島村楽器 新宿PePe店 Planet Shop
新宿歌舞伎町「西武新宿PePe」6Fの島村楽器 新宿PePe店にPlanet Shopがオープン!
通常アイテムからオプション品に至るまでトータル展示のPlanet Shop。今回はずばり展示量の豊富さが特徴。
楽器の説明やシステム相談まで、熟練スタッフが皆様のミュージックライフを全力でバックアップします。
ぜひ一度「島村楽器 新宿PePe店Planet Shop」にお越し下さい。
島村楽器 新宿PePe店 Planet Shop
島村楽器 新宿PePe店 Planet Shopmap
東京都新宿区歌舞伎町1-30-1
西武新宿ペペ6F
TEL : 03-3207-7770
FAX : 03-3207-7785
営業時間 : AM11:00~PM10:00
Tie-up Store島村楽器

簡単・手軽にドラムを録音してみよう!~Session Drummer 2 の応用~ Vol.3






前回ご紹介したエフェクトの2つの使用方法「センド/リターン」と「インサート」。お分かりいただけましたでしょうか。今回は、後者の「インサート」タイプのエフェクトについて進めていこうと思います。

ドラムキットに使用するインサートエフェクトの代表的なものは、「EQ(イコライザー)」「コンプレッサー」などが挙げられます。
EQは、指定した周波数帯域をブースト(増幅)したり、アッテネート(減衰)することができるエフェクターです。例えば、モコモコと「こもって」しまう帯域を抑えたり、強調すべきポイントを強調してその音本来のキャラクターを立たせてあげたり。SONARはじめ近年のDAWアプリケーションに搭載されているEQは、特定の帯域以下(以上)をカットする用途にも使用できます。
EQはミックス時に必要不可欠なエフェクターと言っても過言ではありません。SONAR 7では「ビルトインEQ」といって各オーディオトラックにあらかじめEQが用意されているので、ミックスを快適かつスピーディーに行なえるよう配慮されています。

コンプレッサーは、あらかじめ指定した値(スレッショルド・レベル)以上の音量に達すると、指定した比率(レシオ)の圧縮がかかる、というエフェクターです。この圧縮を効果的に使用すれば、音量差をきれいに整えてオケ中でも他の楽器に埋もれないよう調整する、といった用途に利用できます。例えば、「音量が小さい場所では他の楽器に埋もれてしまうが、トラックのボリュームを上げると、今度は音量の大きいところでピークにいってしまう」といった場合など、コンプレッサーを使用してみると良いでしょう。また、これらの調整以外でも、コンプレッサーを通した際に得られる「質感」や「音圧」を得るために使用する場合もあります。
余談になりますが、コンプレッサーには「マルチバンド・コンプレッサー」というものもあります。これは、周波数帯域別(HI・MID・LOWなど)に圧縮をかけられるコンプレッサーで、例えばドラムキットや楽曲全体に対してコンプレッサーを使用する場合など、通常のコンプレッサーでは特定の周波数帯域だけ良い効果が得られなかったり、圧縮による音量バランスの変化が他の帯域に影響してしまったり、ということが起こり得ます。マルチバンド・コンプレッサーは、周波数帯域別にスレッショルド・レベルやレシオを調整できるので、よりシビアな調整にも対応できるわけです。コンプレッサーは、初心者の方にとって効果がわかりづらいエフェクターと思われがちですが、さほどパラメーターが多いエフェクターではないので、「いまいち使い方がわからない…」という方は、これを機に使い方を覚えてしまいましょう。


まずは、EQを実際にスネアで試してみましょう。(リバーブなどのエフェクトを使用している場合、一度オフにした方が効果がわかりやすいかと思います。)
1.ここでは、効果がわかりやすいよう、Session Drummer 2上のスネアの「SOLO」ボタン(もしくはマルチアウト用トラックの「SOLO」ボタン)を押して、再生音をスネアのみにしてリズムパターンを再生してみます。
2.ミキサー画面で、「EQ PLOT」ボタンをクリックし、EQ PLOTを表示させます。
3.スネアトラックのEQ PLOT上で右クリックして、「EQオン」を選択。次にEQ PLOT部をダブルクリックして、EQ画面を表示します。
4.表示されたEQ画面上のグラフは、横軸は周波数(左から右に向かってLow→Hi)、縦軸は増幅/減衰量を、視覚的に確認することができるようになっています。
5.グラフ下の「Band」ボタンが各ポイントごとのスイッチになっていますので、最大6つのポイントをそれぞれ独立して調整が行なえます。
6.「Band」ボタンを点灯させ、「Filter Type」で「Peak/Dip」(通称・ベル)を選択したら、グラフ上のポイントを上下にドラッグしてみましょう。

スネアの音色が変化するのがわかるかと思います。これらを効果的に使用して、スネアのアタック感や胴鳴りの具合などを微調整してみましょう。

スネアを「SOLO」で聞いている時の印象と、他にもエフェクトを併用していたり他の楽器と交じり合っている状態では、印象が異なることもあるかと思います。「SOLO」を解除してオケ中でのバランスも見つつ調整していくと良いと思います。



続いて、コンプレッサーを使用してみましょう。
1.まず、最下部の「ALL」タブをクリックし、トラックの全てのパラメーターを表示させます。
2.スネアのトラックを選択し、FX欄を右クリックして「Sonitus:fx」の「Compressor」を挿入します。
3.上記EQと同様、効果がわかりやすいようSession Drummer 2上のスネアの「SOLO」ボタン(もしくはマルチアウト用トラックの「SOLO」ボタン)を押して、再生音をスネアのみにしてリズムパターンを再生してみましょう。
4.コンプレッサー画面では、スネアの発音と同タイミングで「input」「output」それぞれのメーターが振れているのが確認できるかと思います。
挿入時の状態は、コンプレッサー内を信号が通っていますが、まだ圧縮がかかっていません。じわじわと効果を加えていってみましょう。
5.画面左上にある「Threshold(スレッショルド)」の数値を序々に下げていき、入力信号の上限よりもさらに下へ下げていきます。
(スレッショルド値は、「Threshold」項目に数値を入力もしくはマウスでドラッグするか、「input」メーター中央のスライダーを上下させることで可変することができます)

「Threshold」値を下げれば下げるほど、詰まったような音に変化していくのがわかると思います。
これが、スレッショルド・レベルをオーバーした信号に対して圧縮がかかり、音色が変化している状態です。


圧縮のかかり方は、「Ratio」以外にも、「Attack」「Release」「knee」など、各パラメーターの設定値により異なります。
SONAR 7マニュアルのP.450に、各パラメーターの説明がありますので、これを見つつ「数値の変化」と「音色の変化」を関連付けて覚えていくとわかりやすいかと思います。
また、これらのパラメーター名は、様々なメーカーから出ている一般的なコンプレッサーと同様のものですので、一度その役割を覚えてしまえばSonitus:fx以外のコンプレッサーを使用する際にも役に立つことでしょう。
今回のPower Pushでは、3回に渡ってMIDIデータ入力~エフェクトを使用したミックス作業をご紹介致させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
店頭にて、SONAR 7の購入前相談・ご購入後サポートなどを承っております。お気軽に島村楽器新宿店Planet Shopにご来店ください。
皆様のお越しをお待ちしております!